1.ジュエリーと金運

ジュエリーの歴史

ジュエリー、石には不思議な力があるとされ、私たちはその力に魅了されてきました。

旧石器時代にその始まりとされるジュエリーには（諸説あります）特別な力があるとされ、お守りとして多くの人が身につけていました。

当時は今の様にキラキラとした装飾品ではなく動物の骨や歯・貝殻・石などを使ってネックレスに加工したものを身につけ、病気や災害・邪気などの悪い物から自分や家族を守る役割を担っていました。

そして時代が進むにつれ、めのうなどの宝石や金などの貴金属が素材に使われるようになります。さらに、ネックレス以外にもリングやペンダント・イヤリング・ピアス・ブレスレットといった、現代ジュエリーの代表的なアイテムが作られていきました。

この頃にも”お守り”という意味合いはあったものの権力者が身に付けるようになり権力の象徴を示す風潮に少しずつ変化してきました。

そしてジュエリーの文化がヨーロッパ全体に広がり、中世の時代になると、宗教における聖職者たちの権威を示す意味合いも相まって、ロザリオなどの宗教に関わりの強いジュエリーが作られるようになります。

宗教とジュエリーの結びつきは深く、誕生石や石言葉のはじまりも神話や聖書などが関係していると言われ、数々の書物に宝石に関しての著が存在します。

そしてその内容は現在もパワーストーンや天然石の力として語り継がれているのです。
またこの時代には、天然石には病を癒す効果があるとも言われ出産や難病治療に用いられたと言われています。

このようにジュエリーと私たちには深い関わりがあり、その歴史を辿ることでも多くの人々がジュエリーを身につけその力を信じていたとこが分かります。

ジュエリーや宝石は力や財力の象徴とされ、運があがるアイテムとして昔も今も愛されています。

ジュエリーと金運の関係

現代でも宝石やジュエリーには不思議な力があるとされ、色々な思想が存在します。
その中でもパワーストーンを用いたスピリチュアルな思想のひとつに挙げられるのが”風水”。

風水といえば、エネルギーや気の流れを利用して運気を呼び込む思想。
存在する全ての物が5つに分類され、その関係性とバランスを取ることでパワーを高めていくとされています。

全ての物（万物）は五行という木、火、水、土と金の5つに分かれています。
それぞれに
水：流れること、変化すること
木：成長すること、自由であること
火：燃え盛ること。旺盛なこと
土：万物を育て、腐らせること
金：堅い、結実させる、確実であること
といった意味を持ちお互いのバランスを保つことで、均衡が取れるのだそう。

ジュエリーは「土」と「金」に分類され“生まれる”という気が生じます。

また、地球が長い年月をかけてつくられた天然石や鉱物には自然界の強いエネルギーがこもるため使い方や身に付け方で運気が上がるとされています。

金運アップさせたいならジュエリーの素材、モチーフは〇〇

ここからは、金運アップに効果的なジュエリーの選び方をご紹介していきます。
金運アップには「ゴールドジュエリー」を選ぶのがマスト。

ゴールドジュエリーは「成功、頂点、高貴、豊かさ、勝利」といった名誉や富の象徴でもあり、優れた浄化力を持つパワフルなアイテム。ゴールドを身につけることで自分のステータスを引き上げる効果もあります。ただし、金運を上げたいからといってむやみやたらに身につけるのはNG。
指輪やネックレス、ピアスなどワンポイントにゴールドジュエリーを使うのがおすすめです。

また、運気を高めたいなら大切なのはジュエリーのモチーフデザインとその素材。

運気を上げるモチーフには幸運のクローバーや馬蹄、ハートなど様々なデザインがありますが、金運を高めたいなら馬蹄やクローバーモチーフがおすすめ。
馬蹄には「幸運を呼び込む」「魔除け」といった意味があり、クローバーのは「愛・健康・富・名声」といった幸運を呼び込む意味を持ちます。

モチーフの次に、ゴールドの素材にも注目してみましょう。
多くのジュエリーはツヤツヤと光沢があります。この輝きが金運を呼び込むポイントとなるのですが、艶消しなどの加工が施されているものはその効果が半減してしまいます。艶消しのマットな雰囲気も素敵ですが、運気を高めたいなら光沢のあるゴールドがおすすめです。
運気を高めるジュエリーを選ぶ際は、そのモチーフと素材に注目して選んでみてください。
この選び方で金運アップするかも？！

2.パワーストーンと金運

さて、素材とモチーフが決まったら次は石。
もちろん、石にも金運アップに一役買ってくれる種類があります。
金運は仕事運とも密接な関わりがあるので、仕事運アップを願う方も必見です。

金運アップパワーストーン

金運アップパワーストーンその①ルチルクォーツ

仕事を成功させて収入アップしたい！という方におすすめなのがルチルクォーツ。
このパワーストーンには、洞察力を高める効果があります。
洞察力を高まりは、仕事での大きな決断をする際に役立つでしょう。物事をしっかりと見極める力をつけ正しい決断をしていくとこで成功が積み重なり、収入が上がっていきます。

金運アップには特に、黄金色の「ゴールデンルチル」がおすすめです。

金運アップパワーストーンその②タイガーアイ

金運や仕事運のお守りとして定番のタイガーアイ。
「収入を上げたい！」とお考えの方に最適なパワーストーンです。
タイガーアイは和名で【虎目石（とらめいし）】と呼ばれ、その名の通り虎の眼のように鋭く物事を見通し、広い視野を持てるようになると言われています。

決断力や実行力を高める効果もあり、持ち主に成功と富を引き寄せるとされています。
また、マイナスエネルギーや邪気を払ってくれる魔除けとしての効果も期待できます。
タイガーアイのカラーバリエーションは様々ですが、金運アップの効果を高めたいならばイエロータイガーアイ、ゴールデンタイガーアイがおすすめです。

金運アップパワーストーンその③ラピスラズリ

ラピスラズリは持ち主の精神面を支えてくれる効果があります。12月の誕生石としても有名なのでご存知の方も多いかもしれませんね。
この石の効果は「金運アップ、運気向上、目標達成」です。
天職について収入を上げたい、隠れた才能を開花させたい！という方におすすめ。

ラピスラズリは、己の進むべき道や物事の判断に迷った時、持ち主自身が正しい判断を下せるように導いてくれると言われています。
また、試練を乗り越えた人に大きな富と幸運をもたらすと言われ聖なる石として古くから崇められています。

金運アップを期待するならば、星のような金の模様（パラタイト）が混じっているラピスラズリがおすすめです。

金運アップパワーストーンその④シトリン

コミュニケーション能力を高めてくれると言われるシトリンは女性におすすめのパワーストーン。
明るく透明感があり、太陽のような力強いエネルギーを持っています。そのため積極性や勇気など明るいエネルギーをもたらしてくれます。
この明るく力強いエネルギーは持ち主の周囲に人を集め、その繋がりを良い関係へと導いてくれます。
この良い関係がコミュニケーション力の高まりとなり商売繁盛や事業成功のきっかけをもたらしてくれるでしょう。

アイテム別金運アップコーディネート

金運アップのためにはジュエリーのコーディネートも重要になってきます。
より良い運気の流れを得るために、ここではアイテム別で有効な身につけ方をご紹介します。

ブレスレット

パワーストーンの使い方として定番のブレスレット。芸能人の方でもパワーストーンをブレスレットで身につけている方が多いですよね。
金運をあげるアイテムとして人気なのがタイガーアイとルチルクォーツのパワーストーンブレスレット。決断力と実行力を高め、富と名声を引き寄せ得ると言われています。
手首はエネルギーの出入り口であり、石のパワーを感じやすい部位。
リングも同様に手首に近いため同じ意味合いを持つと言われています。

つける腕によって効果の違いがあり、左は内面に、右は外面に力が作用すると考えられています。
恋愛運や健康運をアップしたい方は左手に。金運や仕事運アップしたい方は右手につけるのがおすすめです。

ペンダント

ペンダントで運気をアップさせたい場合は、チェーンを短めにしましょう。
先ほども述べたように、金運を高めたい場合ペンダントのモチーフは馬蹄やクローバーがおすすめです。
ブレスレットと同様に、人の首元にはエネルギーや力を呼び込むスポットがあると言われ、女性は鎖骨の間が一番効果があるとされます。
ペンダントを着用する際は、鎖骨の間にペンダントトップがくるのがベストです。

リング

リングは着用する指によってその意味が変わります。運気アップを図るなら意味合いを意識してみると良いかもしれません。

金運、仕事運を上げたいなら小指にはめるピンキーリングがおすすめ。
右手には「魅力を発揮して幸せを掴みやすい」左手には「幸せを招き入れる」といった意味を持ちます。
自分の魅力を発揮したり、幸せを招き入れることで仕事の能力をサポートしてくれたり、金運そのものを上げてくれる効果が期待できますよ。

4.金運アップの維持

こまめにお手入れを

運気を上げるために様々なジュエリーをご紹介してきましたが、ただジュエリーを身につけてば良いというわけではありません。私たちが健康でないと実力が発揮できないのと同じようにジュエリーも健康な状態出なければ本来の力を発揮することは難しくなってしまいます。

そこで大事なのがこまめなお手入れ。
貴金属は使用後、専用のクロスなどで皮脂を落としてあげましょう。
クロスで落としきれない汚れは中性洗剤を薄めたぬるま湯で洗うと効果的です。
また、ジュエリーショップでのクリーニングもおすすめ。
見えない部分の汚れまでしっかりケアしてくれるので、月に１回スペシャルケアしてあげても良いかもしれませんね。

金運アップを維持させるには、ジュエリーへの感謝を込めて面倒くさからずにケアしてあげることが大切。

金運をキープするためのジュエリーの適切な保管方法

“ジュエリーを長く使い続ける”という点においても、保管方法は大変重要になってきます。

毎日身につけるものは取りやすいところに置いておくという方も多いと思いますが（私もその一人）実は、その保管方法では運気が下がってしまうかもしれません。

ジュエリーを剥き出しにそのまま放置してしまうと空気に触れやすく酸化が進みます。その結果黒ずみなどの原因になってしまい、汚れが目立ちやすくなるのです。
汚れが溜まると悪い運気も溜まりやすいそう。

そうさせないために、必ずジュエリーボックスに保管をしましょう。
しっかりと蓋のついたもので一つひとつ個別に収納するのがベスト。
いくつも重ねてしまうとそれだけでも汚れや傷の原因になってしまうからです。
何個もジュエリーボックスを用意したくない！という場合は大きめのボックスにそれぞれが重ならず収納できるポケットのようなスペースがあると良いかもしれないですね。

もう一つ注意してほしいのがネックレスの収納。
ネックレスはチェーン部分が絡まりやすく、絡まってしまった場合解こうとした際にチェーンが切れてしまう可能性もあります。

そのため、なるべくチェーンは伸ばした状態で保管することが好ましいです。
収納スペースがない…という方はミニサイズのチャック付きビニール袋を使って見てください。
留め金具の部分を軽くチャックから出しておくと取り出しやすく、一つ一つの保管もしやすいですよ！

ジュエリーの保管ができたら、ジュエリーボックスは静かな落ち着いた場所におきましょう。
風水的には、ジュエリーの持つ「金」と「土」の気は、土を連想させるような場所を好みます。土の中のように薄暗く、静かな、光のあたらない、寝室やクローゼットの中などが良いでしょう。

こまめなお手入れと正しい保管方法で、運気を維持したいですね。

5.迷信とジュエリー

金運に関する迷信

風水では、「金運は指先から入ってくる」、「お金は光（ひかり）ものに近づいてくる」という考え方があります。つまり、キラキラと煌めく指輪をはめていると思わぬ金運が舞い込んでくるといわけです。
ですが、中指には「離」の作用があり、中指に指輪をはめると運が離れていくと言われています。これはいわゆる迷信ですが、金運アップを願うならば少し意識しておいても良いかもしれません。

他にも、風水の観点から
「金」と「土」の特性を持つジュエリーは「火」や「水」の特性を持つものと相性が悪いとされています。
例えばジュエリーボックスの素材などでプラスチックやガラスを使っている場合、
この二つは相性の悪い「火」と「水」の性質を持つため控えた方が良いです。
使用するならば同じ金属のものか木製、あるいは陶器のジュエリーボックスがおすすめです。