東京ジュエリーインデックス

ジュエリーとアクセサリーってどう違うの？

ジュエリーとアクセサリー、なんとなく違うということはわかっているけど、説明は難しい・・・と思っている方も少なくないのでは？
そもそも違うものなのか？定義はあるの？世界共通？
今回は「ジュエリー」と「アクセサリー」の違いについてご説明したいと思います。

1.ジュエリーとアクセサリーの違いってなに？

ざっくり結論から言うと、「ジュエリー」は「アクセサリー」というカテゴリの中の1つ。そして日本では、決められた素材で作られたもののみ「ジュエリー」と呼ぶ。
「アクセサリー」と言うのは、ジュエリーを含む装飾品のことを言います。だから、ベルトや帽子、手袋やマフラーなどもアクセサリー。

お洋服をオンラインショップで探すときにカテゴリー欄に「アクセサリー」とあって、その中に「ジュエリー」「ベルト」「ヘアアクセサリー」「帽子」「小物」なんて分類があるのを見たことありませんか？
ではビーズネックレスや皮製ブレスレット、樹脂のピアスなどもジュエリーなの？いいえ。それもまた違うんです。

日本では「ジュエリー」と呼ばれるものたちは決められた素材や石を使っていないとダメなんです。

2.ジュエリーと呼ばれるもの

では、「ジュエリー」とカテゴライズされるものとは一体なんなのか？
それは、貴金属と呼ばれる下記8つの素材、もしくは下記天然宝石を使用しているもの。と日本ジュエリー協会で定義されています。

貴金属

シルバー
ゴールド
プラチナ
パラジウム
ロジウム
ルテニウム
オスミウム
イリジウム

天然宝石

ダイヤモンド(四大宝石)
ルビー(四大宝石)
サファイア(四大宝石)
エメラルド(四大宝石)
アレキサンドライトもしくは翡翠(四大宝石)
パール(四大宝石)
ラピスラズリ
ガーネット
アメシスト　など

さらに、貴金属の中でもそれらの含有率に関して下記が定められています。

含有率

プラチナ – 85％以上
ゴールド – 37.5％
シルバー – 80％
パラジウム – 50％

上記の含有率以上の貴金属もしくは宝石が使われているものは全てジュエリーと呼ぶことができます。
どちらかで良いので、例えばチタン製のダイヤモンドリング（某世界的有名ジュエリーブランドにもありますよね！）はチタンは上記貴金属に含まれませんが、ダイヤモンドは含まれるので「ジュエリー」。

また、K18製のキュービックジルコニアピアス（東京ジュエリーインデックスでも大人気です！）は、キュービックジルコニアが上記天然石に含まれませんが、K18製なので「ジュエリー」。

また、ジュエリー以外のネックレス・リング・ピアスなどはアクセサリーと呼ばれることがほとんどですが、最近では「コスチュームジュエリー」や「ファッションジュエリー」と呼ぶこともあります。ちなみに、今までお話しした「ジュエリー」の定義は日本での話。

海外ではご紹介した貴金属や宝石が使われていなくても「Jewelry」と呼ぶことがほとんど。明らかにジュエリーとは呼ばなさそうな素材の場合、例えば「ビーズネックレス」→“beads necklace”「樹脂ピアス」→“ resin earrings”などと言い表すことが多いよう。

こんな風に日本では素材や石、さらには貴金属の含有量まで細かく決まりがあったんですね。
単純に「良し」「悪し」ということではありませんが、知っているとちょっと面白いですよね。